2017年6月16日に東京渋谷区の東京ウィメンズプラザにおいて、
民事信託の組成・管理の適正化を支援することを目的とする、「民事信託を護る会」(事務局:一般社団法人信託制度保障協会)がシンポジウム「適正な民事信託を推進するのは金融機関と専門家の責任である2017」を開催しました。

本シンポジウムでは、第一部基調講演といたしまして,信託推進をかねてより強力に行っておられる西武信用金庫様の思いと覚悟を、理事長である落合 寛司様からご講演いただきました。その後、第二部パネルディスカッションとして,パネラーに,遠藤英嗣弁護士(家族信託法律事務所々長),岡崎孝行税理士(税理士法人レガシィ代表社員),金森健一弁護士(ほがらか信託株式会社常務執行役),星野大記司法書士(司法書士法人星野合同事務所代表社員)を招き,民事信託において必須となる「信託口口座」の開設において,金融機関が意識すべき家族内の信託の原則的なチェックポイントを提言し、その解釈について最先端の専門家の知見をお話していただきました。

当日は,住宅金融支援機構,信金中央金庫,全国信用協同組合連合会をはじめ、全国から29の金融機関,その他士業専門家等を含め,200名超の方々にご参加いただきました。

本シンポジウムの内容は,「信託口口座」開設に伴う金融機関の運用指針の道筋に一石を投じるものであったため、ご参加いただきました方々は,本シンポジウムの基調講演・パネルディスカッションいずれも熱心に耳を傾けてくださり,シンポジウム終了後は,登壇者様の前に名刺交換,質疑応答等の長蛇の列ができていました。

次回は,11月ごろに第二回目シンポジウムを開催予定となります。